鬼が積んだ999段の石段「赤神神社 五社堂」数多き伝説

「赤神神社 五社堂」は秋田県男鹿市船川港にあります。
男鹿の南磯地区を船川から戸賀・入道崎方向へすすみ、門前漁港を過ぎ坂道を車で約2分。ヘアピンカーブの右手に駐車場があります。

五社堂(ごしゃどう)は赤神神社(あかがみじんじゃ)の本縁とされており、中央堂に主神として赤神を祀ったので、赤神神社の名称になったとされています。五棟の社殿は江戸時代の中頃建てられたものと言われ、向拝、屋根、柱、組み物などに珍しい工夫が見られます。各堂の名称は向かって左から、「十禅師堂」「八王子堂」「中堂(赤神権現堂)」「客人(まろうど)権現堂」「三の宮堂」と呼称されています。

石段の言い伝え

昔、漢の武帝が5匹のコウモリを連れて男鹿にやってきました。
そのコウモリは5匹の鬼に変わり、里へ降り、作物や家畜を奪うなど大暴れし、ついには里の娘までさらっていくようになりました。
困った村人たちは、鬼に一夜で千段の石段を築くことができれば1年に1人ずつ娘を差しだすが、もしできない時には二度と里に来ない、という賭けをしました。
鬼たちは精魂を尽くして積み上げあと一段!正に完成寸前というところで「コケコッコー」と一番鶏の鳴き声があり、鬼たちはあきらめて、約束どおり山奥へと立ち去ったといわれています。
この鳥の鳴き声は、モノマネの上手な村人が石段完成を阻むために鳴き真似をしたと言われています。

「五社堂」ご祭神とご利益

「赤神神社五社堂」のご祭神は、天津彦火瓊瓊杵之命(あまつひこほのににぎのみこと)。五穀豊穣、勝利祈願、金運招福などのご利益があると言われています。

「五社堂」まとめ

石段は「鬼が一晩で積んだ」と云われるだけあり、不ぞろいで非常にデコボコしていますので、ヒールの高い靴やサンダル等での参詣はおすすめできません。また、駐車場そば登山道入口に「杖」が用意されていますので、ぜひご活用ください。

(問題)

鬼が積んだ石段の数は?

1.777
2.888
3.999

答え 3

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