

脇本城跡は、秋田県男鹿市脇本にあります。
脇本城は、大正5年に安東愛季(ちかすえ)が大規模な修復を行い、居城とした城であるといわれています。
規模は標高100m前後の丘陵地に東北最大級の総面積約150ヘクタール、城の諸施設の跡がよく残っていることから平成29年に続日本100名城、平成16年に国指定史跡に指定されています。
城の遺構は、多数の曲輪(くるわ)・土塁(どるい)・空堀(からぼり)・井戸跡などの他、虎口(こぐち)と呼ばれる城の入口部などが確認され、発掘調査では当時使用した陶磁器などが出土しています。男鹿市のみならず、秋田県内でも代表的な城跡として重要な史跡となっています。
<用語解説>
遺構:過去の構築物や土木工作物等の総称
曲輪:土地を平らに整地し、城壁や堀・土塁など人工物や自然の崖や川などで仕切った城館内の区画
土塁:土を積み上げたり、削りだして築いた施設
空堀:水のない堀。山城に多く、障害として設けるほか、城兵の通路などにも用いる
井戸跡:生活用水確保のための施設
虎口:城郭・陣営の要所にある出入口
「脇本城跡」みどころ


国指定史跡脇本城跡の看板から菅原神社、細葉の椿をすぎると案内所と簡易トイレがあります。案内所にはパンフレット、記念のスタンプなどが用意されています。
すこし登ると、目の前には広く開けた「内田地区」が現れます。曲輪と呼ばれる平坦部には建物や柵の跡などがあり、山を切り開いた当時の人々の技術を感じることができます。


また、男鹿半島の海岸線を一望でき絶景です。


(問題)
脇本城は山の地形を活かして築かれたお城です。お城の分類は?
1.山城
2.平山城
3.平城
答え 1
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