「日本国花苑」の魅力!200種2000本の桜と彫刻の公園

日本国花苑は、秋田県井川町にある公園です。
昭和47年4月に昭和天皇・皇后両陛下のご訪欧、秋田県立百年、井川小学校統合校舎の建設を記念し日本各地から集められた桜、200種2000本が2年がかりで植樹された公園で、全国に数カ所しかない学術的にも貴重な公園です。天皇・皇后両陛下がご訪欧の際、ヨーロッパ7ヶ国に贈られた桜も植栽されました。主な桜として、普賢像、紅豊、松月等があります。
平成元年からは、芝生公園やパターゴルフ場、テニスコート、バラ園、ツツジ等花木園などを整備すると共に、平成12年からは彫刻コンクールを実施し、総面積40haの桜と彫刻の公園として四季を通じて親しまれています。

「日本国花苑」見どころ

□桜の名所

日本各地から集められた、200種2000本の桜が咲き誇る。
主に普賢象、紅豊、松月などだが、4月下旬からはソメイヨシノやエドヒガンザクラ、5月になるとしだれ桜や八重桜が見頃を迎え、長期間にわたって桜を楽しむことができる。

日本国花苑開花カレンダー
3月:十月桜、冬桜
4月:ソメイヨシノ、江戸彼岸
5月:ツツジ、枝垂れ桜、紅枝垂れ、八重桜
6月:バラ
7月:アジサイ
9月:サルスベリ
10月:バラ
11月:十月桜、冬桜

十月桜(二季咲き):10月頃開花し、冬の間も小さい花が断続的に咲き、春にも咲く。花は淡紅色~白色。花弁は10~16枚。

冬桜(二季咲き):冬と春に開花し、11月下旬から12月上旬に最も多く咲く。春の花は淡紅色。のちに白色。花弁は5枚。

ソメイヨシノ:花は淡紅色~淡紅白色、花径3.1~3.8cmほどの中輪で密集して咲く。花弁5枚、楕円形、基部は鈍形、先端の切り込みは少ない。

江戸彼岸:花は淡紅色で一重咲。花径1.5~2.0cm、花弁5枚、倒卵形、凹頭。

枝垂れ桜:花は白色で一重咲。花径約3.0cm、花弁5枚、楕円形、凹頭。

普賢像:花の雌ずいの先端が曲がっていて、その状態が乗っている象の鼻に似ているのでこの名がついたといわれています。花弁は30~50枚。

紅豊:花は大輪、八重咲きで淡紅色花色が濃紅色で美しく、成長もよいので海外でも広く栽培されています。花弁は25~50枚。

松月:微紅桃色で花つき多く、美しく優雅な色である。花径は5cmぐらい。花弁数は約21~26枚。

□彫刻の小径

苑内には平成12年から10年間にわたって開催された「桜の森彫刻コンクール」の入賞作品が41基、至るところに展示されています。自然に親しみながら芸術を満喫できる憩いの場となっています。
チビッコ広場に置かれている彫刻作品「井川ゴリ山」は2003年の優秀賞に選ばれた作品です。インパクトのある大きさで、鑑賞はもちろん、よく子どもたちがよじ登って遊ぶ姿も見られます。その風貌からインスタ映えもバッチリです。

「日本国花苑」まとめ

日本各地から集められた、約200種類・2000本もの桜が植えられています。
天の川、松月、日暮、白菊・・・、これらはみんな桜の名前です。香りのする桜や、緑や黄色の花を咲かせる桜など、めずらしい品種もあります。その種類の多さは日本トップレベルです。
また、春・秋の見頃のバラ園ではポピュラーな種類から珍しいものまで300種類、1200本ものバラが楽しめます。
整備された芝生、グラウンドゴルフ、テニスコートのスポーツ施設、炊事場、なべっこ広場、沼、展望台、休憩所もあったりと思い思いの楽しみ方ができる公園の一つです。

(問題)

苑内に設置されている彫刻の数は?

1.14
2.28
3.41

答え 3

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